マムシの抗毒素血清を注射しますと、過敏性反応と血清
病が起こることがあります。過敏性反応とは、血清や異
種タンパクが注入されたときに、すぐに起こる即効性の
反応を言います。症状は寒気、震え、喘息のような呼吸、
血圧が下がりショックを起こします。一方、血清病は注
射を受けて一週間くらい経過して起こってくるので、遅
延性反応といえます。症状は発熱、じんましんのような
発疹、リンパ腺が腫れ、筋肉の痛み、関節の痛みなどが
あります。血清病はマムシの抗毒素血清の注射を受けた
人の約10%に起こるようです。このような血清病はな
ぜ起こるのでしょうか。体にとって異物である異種タン
パクが注射されて1週間くらい過ぎると、異種タンパク
に対抗する抗体が生み出されます。それと体に残ってい
るマムシの毒素が反応して、細胞の炎症が起こるからだ
と考えられています。抗体は体にとって都合の悪い反応
も起こしますからやっかいですね。抗体の動きをうまく
コントロールできるようになればいろんな症状を抑える
ことができるようになるでしょう。
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